そろそろ春も間近ですね。司法書士の川井です。

 オフィシャルの自己紹介欄にもあげたのですが、私の趣味はサイクリングでした(既に過去形です。残念ですが、最近は全く乗れてません)。
 サイクリングってなにが楽しいんですか?と聞かれた際の私の答えが、あまり共感を呼びません。
 
 サイクリングの楽しみ、それは「迷うこと」です。
 
 私は、サイクリングの経路の策定を普通のドライビングマップでするのですが、
その際、マップをまるごと引き写して分かりやすい経路図を作るといったことはせず、
分岐点ごとにどっちの道を進むのか、次の分岐点までの概算の距離、あれば目印になる施設程度の簡単なメモを作成します。
 このメモで全く迷わず想定の経路通りに行けるなんて、まずありえません。必ず迷います。
 自転車で走って気持ちいいのは、人里はなれた山間部に決まってますので、
当然そこをメインの経路作りをするのですが、人里はなれたと言うだけあって、そういうところは道を聞こうにも、人が歩いていません。
 見ず知らずの人っ子一人いない土地で迷う。いい大人を自負する私も、内心の焦燥感をどうすることも出来ません。
 そうして、ひとしきりさまよった末に、メモにある目印の建物とおぼしき建物を見つけたときの安堵感。
 自分でわざわざ迷うような準備しかせず、案の定迷うというある意味マッチポンプ的な喜びなのに、この安堵感が病み付きになり、
私の経路メモはどんどん簡略化していき、ついには200キロの経路もメモ用紙一枚で収まるレベルにまで至ってしまいました。

 人生も迷っている時にこそ楽しさがある、といったようなことで締めようかと思ったのですが、
不惑間近の身ながら、人生の迷いを楽しむ境地にはちっとも至っていません。